日々徒然 

5分で書ける程度の戯言

鎌倉殿の月曜日 #鎌倉殿の13人

 鎌倉は 誰にも渡さん

 

 

 って、誰に向かって言ってるのかな。

 義時すでに八方塞がりだと思うんですが。

 

 鎌倉に怯える兼子様のセリフのタイミングが絶妙で、笑いました。

 

 とにかくこの作品の役者さん、演出、美術等スタッフの方々の賜物だなぁ。

 微妙な視線のやり方、カメラワーク、ライトの様子、全て私が見たいものばかりですありがとうありがとう!!!

 

 

 最後のシーンの「とうとうふたりきりになっちゃった」という政子の言葉。

 

 義時はもう、これまで殺めてきた数を数えれば実衣の首を刎ねよと言うしかないし、確かに今更〜〜ここまできて実衣がこんなバカを働くとは思っていなかった、いや、いつもうるさいことを言っていたからここで見切りをつけようと思っていたけど、本当に乗ってくるとも思ってなかったんだろうな。

 

 そんな義時を「喧嘩してでもくい止めるのが私の役目だと思ってるが、どうにも空回りばかりだ」という泰時。

 義時もそれを思っていて、でも本気で泰時と喧嘩しちゃったら本当にひとりになっちゃうもんね、お前うるさい出ていけって、言葉を聞かずに追い出すしかないよね。

 

 そして実衣のことがあったのに、その舌の根も乾かないうちにのえの存在。

 時元を自害させ、実衣を捕らえている。

 のえ自身が言っていたではないか、八重も比奈も北条の敵の家の出だ、比奈などそのために離縁されたのに今度はのえの母子もそっち側か? ってことですよね。

 

「私の考えが鎌倉の考えです」

 の言葉に広元と時房が目配せ(広元は目が見えないけど)するのすごい。

 鎌倉がずっとこのままの状況であれば、広元いつか義時だって消そうとしたに違いない。

 そして「蹴鞠なら」と言い募るトキューサ、和田殿味がありますね?笑

 負けて勝つを地で行くトキューサ素晴らしかったですね!

 そして正々堂々(ちょっと違うかも!?)引き分けとしてくれた上皇様にスポーツマンシップを感じます。好きです。

 

 三寅様のお血筋を説明する段の慈円僧正。

 寿限無とか外郎売とか、勧進帳に取って代わるんじゃないか、このシーン。

  

 そして鎌倉全ての救世主、尼将軍政子の爆誕です!! 

 ほんと、全部まるっと解決しましたよね。

 三寅様(無位無冠)の後ろ盾従二位の尼御台政子。

 従四位下の義時よりも全然偉いもんね〜。

 そうか、義時もこうして「私がやります、私の方が偉いから」って言ってくれるの待ってたんだね。  

 

 

 

 というところで「オンベレブンビンバ」でも「ピンタラポンチンガー」でも、ましてや「プルップ・・・」でもなくさらに正解である「オンタラクソワカ」ですらなく、「ボンタラクソワカ」という謎呪文が姉妹を救うのだ。

 実衣が、政所の中枢に座していて、それでもなお鎌倉殿である実朝を扇で煽いであげる程度にしか関われていなかったこと。 

 息子を鎌倉殿にする、と口では言いながらその方法さえ知らず、なんの裏工作もできない世間知らずな妹だったから、二人で手を携えていきましょうということができた。

 これがまたただ賢しらで立場を知らない人間であれば救えるものも救えなかっただろう。

 互いに愛するこどもたちを鎌倉に捧げた姉妹の和解だった。

 

 次回の尼将軍政子の”ある演説”

 凛々しい紫の尼頭巾の政子。

 もしかしたら大鎧の総大将泰時の勇姿、見参か!?

 

 

 楽しみすぎる・・・放送はあと2回