鬼になれ、(自分が) #俺たちの菅波
ちょっと飽きちゃったKIMETSU
ふと- - - - - - - - - - - - - - - - - ✂︎
2016年の12月——
大学病院に行ったモネが、ロビーにいる菅波の姿に思わず「先生!」と……
いつもの調子で手を振ってしまって〰︎︎〰︎︎
そのとき菅波が話していた相手も、モネのすぐ近くにいた男の人も、診療科の外来に向かう廊下を行こうとしていた臙脂スクラブの女の人も、みんながいっぺんに振り返ってしまうという珍事が発生した。
相手の医師との話を切りあげて来た菅波に百音は「すみません」と頭を下げた。
いえ、と思わず崩れる相好を隠しもせず少し身をかがめる。百音の耳元に寄って「あの人話が長いんで助かりました」
申し訳なさそうに、それでも嬉しそうに、百音は複雑な笑顔を見せる。
「そういえば来週末、登米に来てくれるって」
「はい、行きます、サヤカさんたちにも会いたいし~」
そうだね、今年のクリスマスは間に合わなかったから……
無邪気に笑うカノジョを眺めながら、それでも今週末にでもふたりきりでクリスマスディナーでもと考えていた——言葉を飲み込んだ。
登米のおじさんおばさんたちに囲まれ、冷やかされたりオモチャにされる確信があるが。
「まぁ、まだこんなもんか」と、空に向かって呟き、自分を納得させる。
呟きは彼女の頭の上を通り過ぎた。
✂︎- - - - - - - - - - - - - - - - - という
だけのネタ(苦笑)
このあと菅波は森林組合の重鎮たちよりも先に中村先生と同僚たちにオモチャにされるのであった。
中村先生の追求、エグそうだなと思ったり思わなかったり〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎
あ、タイトルと内容は全然関係ないですが、いつでも"鬼になりたい"為田の発奮材料として猗窩座の言葉を借りました。
菅波さんは鬼にはなれないのでーーー( ・᷄֊・᷅ )ヘヘヘ